【私たちの医療について夢を語り、その夢を実現していくメルマガ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆
■◆ ゆめげんクリニック・プロジェクト メールマガジン
■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
臨時増刊 2008/9/5日号 http://jin-i.com/yumegen
● もくじ
───────────────────────────────────
【1】 特別寄稿 『アフリカや日本で理想とする医療』
山田耕平 (歌手・早稲田大学大学院公共経営研究科)
【2】 ゆめげんドア
● 編集後記 & 大切なお知らせ
───────────────────────────────────
みなさま、こんにちは。
ゆめげんクリニック・プロジェクト事務局の中山です。
本メールマガジンは、「ゆめげんクリニック・プロジェクト」の
ホームページまたはメルマガポータルサイト「まぐまぐ」から
ご登録いただいたみなさま及びパートナー企業・医療機関のみなさま、
そして、当法人事務局スタッフが名刺交換させていただいたみなさまに
お送りしている情報メールマガジンです。
● ゆめげんプロジェクト事務局スタッフ・プロフィール
http://jin-i.com/yumegen/staff
───────────────────────────────────
【1】 特別寄稿 『アフリカや日本で理想とする医療』
山田耕平 (歌手・早稲田大学大学院公共経営研究科)
───────────────────────────────────
■ はじめに
-------------
医療の専門家でもない僕が、このような大きなテーマについて
寄稿するのはたいへん恐縮ですが、
アフリカのマラウイのある小さな村で2年3ヶ月間、
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊 村落開発普及員として
生活した経験をふまえ、日本やアフリカでこうあったらいいなと
考える医療について、少し書かせて頂きたいと思う。
■ 日本とアフリカ:異なる医療環境、共通する医療の本質
-----------------------------------------------------
アフリカでは、日本であれば助かるであろう
多くの命が簡単に亡くなっていく。
「命」に値段はないが、それが現実である。
どんどんと高度化、専門化していく日本の医療と
最低限の治療すら受けられないアフリカの医療。
人種、文化、宗教がまったく違う日本とアフリカ。
しかしながら、日本とアフリカが本当に必要としている医療は
本質的には同じではないだろうか。
すべての人が健康で長く生きたい、と願う気持ち
・・・それは、日本もアフリカも同じだと思う。
■ 予防の重要性
-----------------
しかしながら、人間は病気をする。
アフリカの病院では、患者の長蛇の列ができているのを
いつも目にする。
日本でも、大きな病院では2、3時間待ちはざらであり、
地方では医師不足に悩んでいる。
経済的に発展しても、しなくても人は病に苦しんでいる。
それでは、どうしたらいいのだろう。
答えは簡単。
病気にならないように、予防をすることである。
現在の医療はどうしても治療のほうに目がいってしまうが、
治療と同様にもっと予防に力を入れるべきだと思う。
アフリカでは、貧困であるが故に多くの人が亡くなっている。
例えば、アフリカの乳幼児死亡率は非常に高い。
その大きな原因が「下痢」。
日本で「下痢」で子供たちが亡くなるなんて
考えられないことだけど、
アフリカのように水へのアクセスの悪い
コレラの蔓延しているような地域では、
特に多くの幼い命が下痢のため亡くなっている。
また、アフリカで最も被害が深刻であるマラリアやエイズで
毎日多くの命が亡くなっている。
下痢は手洗いをするだけで、
マラリアもベッドに蚊帳をつるだけで、
罹患率をかなり減少させられる。
エイズも正確な予防知識があれば、
感染率は減少するだろう。
最低限の清潔な井戸や蚊帳
そして、ちょっとした正確な予防知識があるだけで、
どれだけの多くの命が助かるだろう。
ほんの少しの支援が多くの命を救え、
そして健康改善に繋がっていく。
■ 主体的に医療に関わる必要性
------------------------------
医療制度の行き詰まりから、
保健活動とりわけ予防活動に重点化してきている
日本の医療政策。
一方、アフリカにおいて求められる医療も、
病院での医療行為以上に、
病気を未然に防ぐための予防活動や
それを実践できる最低限のインフラ整備が求められている。
よく政治のレベルはその国民のレベルが反映されるという。
医療も、同じである。
病院、お医者さん任せの医療には限界がある。
まず一人一人が主体的に自分の体を大切にし、
自分の健康は自分で守るという意識と意思、
そしてそれが実践できる知識と情報が
最も求められていると思う。
■ まず、自分のできることから
------------------------------
自分のなかで仲間たちとそれを具現化したものが
自転車でエイズ予防を訴える
『コグウェイ〜for STOP AIDS〜』
http://www.cog-way.com/
12月1日の世界エイズ・デイに
レッドリボンのシンボルカラーである赤を身につけて、
みんなで自転車をこいで楽しみながらエイズ予防を訴えます!
今年は、11月30日に神宮外苑の絵画館前に集合して、
東京都港区の芝にある増上寺までサイクリングして、
「STOP AIDS 祈祷」をします。自転車とお寺でエイズを止める。
自分のできることを、楽しみながら!
みなさんも是非奮って参加してください。
----------------------------------
◆ 寄稿者:山田耕平氏 プロフィール
----------------------------------
1979年9月5日、愛知県名古屋市生まれ。愛知大学現代中国学部卒。
大学在学中の台湾留学時に、世界各国から集まる文化の異なる人々との
関わりやバックパッカーとしての旅を通して国際協力に興味を持ち、
卒業後、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊に参加。
2003年12月から、アフリカのマラウイ共和国に
村落開発普及員として派遣される。
HIV感染率が全国民の15%と言われているマラウイにおいて、
友人のエイズ発症などをきっかけに、エイズ予防啓発ソング
「ディマクコンダ:(愛してる)」を制作し、
現地のヒットチャート一位、マラウイの「レコード大賞」にも
ノミネートされた。
その活動は海外メディアからも高い評価を受け、
ニューズウィーク誌日本版 2006年10月18日号で
「世界が尊敬する日本人100人の1人」に選ばれた。
帰国後、ソニーミュージックのEPICレコードより同曲をリリースし、
収益の一部でエイズ検査施設を建設。
またスワヒリ語で同曲を制作し、同作品がエイズキャンペーンの
開会式典にてタンザニアの大統領に手渡された。
2007年11月28日に同曲の日本語版
「ディマクコンダ〜太陽のように君を愛してる〜」
をリリース、また同時に自叙伝
「自分に何ができるのか?答えは現場にあるんだ
〜青年海外協力隊アフリカの大地を走る〜」
(東邦出版)を出版。
2007年10月、アフリカ 8カ国5000kmを日本人女性として初めて
自転車で単独走破した山崎美緒さんと共に「NGOコグウェイ」を設立し、
共同代表を務める。
2008年7月には、エリトリア観光親善大使として山崎美緒さんらと
同国を訪問。ユースフェスティバルで「ディマクコンダ」エリトリア語版を
大統領らに披露し、大歓迎を受ける。
現在エイズ啓発やアフリカプロモーションのため自らイベントを企画し、
テレビ、ラジオ、講演会等でも精力的に活躍中。
2008年4月から早稲田大学大学院公共経営研究科に進学し、
アフリカ専門のポータルサイトを構築するため産官学連携の
ジョイントベンチャー立ち上げを目指している。
オフィシャルHP:http://www.kohei-yamada.com/
=======================================================
★あなたにとっての「ゆめげんクリニック」とはどんなクリニックですか。
もし、私たちの理念や基本方針、プロジェクトのアイディアに
共感するものがありましたら、一緒に実現していきませんか?
→ http://jin-i.com/yumegen/partners
=======================================================
───────────────────────────────────
【2】 ゆめげんドア
───────────────────────────────────
今回の特別寄稿と関連のある本やウェブサイトをご紹介します。
ご関心のある「ゆめげんドア」へ入られる際、
下のURLからご利用いただけると、そのアフィリエイト全額を
NPO法人アフリカ日本協議会(AJF:http://www.ajf.gr.jp)の
アフリカHIV/AIDSに関わる活動に寄付されます。
なお、このアフィリエイトの仕組みについては、以下をご参照ください。
http://www.arsvi.com/b/a.htm
ご協力の程、どうぞよろしくお願いします。
ここのドアを開けるあなたの「ゆめ」がさらに広がりますように。
■ 山田耕平 オフィシャルブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kohei_ndimakukonda/
■ 山田山崎プロジェクト
http://ameblo.jp/yamadayamasaki/
■ コグウェイ〜for STOP AIDS〜
http://www.cog-way.com/
■ 山田耕平「ディマクコンダ〜太陽のように君を愛してる〜」日本語版
■ 山田耕平「自分に何ができるのか?答えは現場にあるんだ
:青年海外協力隊アフリカの大地を走る」(東邦出版)
■ 山田耕平「エイズ予防啓発ソングがマラウイの若者を変えた!」
NPO法人政策学校 一新塾 「講演&ワークショップ」議事録(2006年5月15日)
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/event/ev_060515yamadakouhei.html
───────────────────────────────────
● 編集後記 & 大切なお知らせ
───────────────────────────────────
自分の人生を美しくするために、
仕事のために、
友人のために、
世の中のために、
できるだけ気をつけよう、
役にたとう、
まめにつくそうと心身を働かすことが
敏の本義である。
ひらたくいえば、
いつも怠りをしないで
いつもきびきびしている。
その代わり世間のくだらんことには
ずいぶんと怠けてもよろしい。
(安岡正篤)
今回、特別寄稿をいただいた山田耕平さんを見ていると
いつも上の言葉を思い出します。
まさに「敏の本義」を体現している方です。
日本とアフリカの医療・・・
その環境や直面している問題の性格は異なれど、
必要とされている医療の本質は同じだ、
という言葉、そして、
「自分のできることを、楽しみながら! 」
というメッセージ、たいへん印象的でした。
さて、ここでみなさん、山田耕平さんのプロフィールを
もう一度よ〜くご覧ください。
そう、今日9月5日は、29歳のお誕生日なのです!
『『『♪お誕生日、おめでとうございます♪』』』
これからも新しい時代のロールモデル(憧れる人)
としてのご活躍を心からお祈りしています。
では、今後もこのようにみなさんの考える医療について
臨時増刊号としてご紹介していきたいと思っています。
では、次回もどうぞお楽しみに!
*** ご意見、ご質問、ご感想を心からお待ちしています ***
→ info@jin-i.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ゆめげん関連リンク ◆
・ ゆめげん公式ホームページ:http://jin-i.com/yumegen
・ メファ・マネジメント :http://mefa.jp
◇ 購読解除はこちらから ◇
→ http://jin-i.com/yumegen/newsletters
◆「まぐまぐ」からも配信中 ◆
http://www.mag2.com/m/0000250101.html
(まぐまぐさん、メルマガの配信、ありがとうございます!)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ゆめげんクリニック・プロジェクト メールマガジン』
発行者:ゆめげんクリニック・プロジェクト事務局
※ご友人などへの転送はどうぞご自由にしてください。
ただし、無断改変は厳禁です。
※本メールマガジンの著作権は発行者に帰属します。
無断転載することを禁止します。
各種コンテンツに転載する場合は事前に発行者までご連絡下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(c) 2008 Project for Yume-Gen Clinic All Rights Reserved.