ワクチン接種が必要な方
- 麻しんの定期予防接種(第1期:1歳、第2期:小学校入学前)がまだの方は、早めに予防接種(MRワクチン)を受けましょう。 *MRワクチン:麻しん風しん混合ワクチン
- 4月から小学校に入学されているお子さん(第2期該当)で、予防接種がまだの方は、今月中に受けましょう(自費)。
- 定期予防接種以降でも、以下に該当しない方は、MRワクチンを受けましょう。
- 母子手帳などで麻しんワクチンを2回以上受けた記録がある
- 過去に麻しんにかかったことが確実である(検査で確認されたことがある)
年齢別にみる推奨
1. 生後6ヶ月未満
免疫系が未熟なためワクチン不可。ただし、母体に免疫があるなら抗体が移行しており重症化しません。
2. 接種歴のない母親から生まれた6か月未満
お母さんが麻疹に感染したことがなく、2回のワクチン接種歴もなければ、残念ながら赤ちゃんにも免疫がありません。
6ヶ月未満の赤ちゃんにワクチン接種は推奨されていません。
ワクチンによって免疫を作る力が弱く、逆にワクチン株で発症してしまうリスクが考えられるからです。
【 対策 】
1)人混みを避けるなどの配慮をしてください。
2)赤ちゃんに日常的に接する人はMRワクチンを2回終了させておいてください。
3. 生後6か月~1歳未満
希望で接種可能。ただし、1期、2期の定期接種が必要です。
4. 1歳〜2歳未満
1期接種 => 早めに接種(定期)しましょう。
5. 2~5歳
1期未接種 => 早めに接種(自費)
1期接種済み => 追加接種不要、2期まで待ちましょう。
6. 幼稚園年長相当
2期接種→早めに接種(定期)しましょう。
7. 小学生以上
未接種または1回接種済み => 早めに接種しましょう。
2回接種済み => 接種は不要です。
8. 1991年以降の生まれの人(定期接種2回世代)
母子手帳を確認して、2回接種歴がないときは、早めに接種しましょう。
9. 1977年~1990年生まれの人(定期接種1回世代)
麻しんにかかったことがなければ、2回目の接種が必要、早めに接種しましょう。
10. 1977年以前の生まれの人(定期接種がない世代、かかったことがある可能性がある)
確実に感染したことがわかっていれば接種不要、わからないときは1回接種をしましょう。
注意
- 妊婦、妊娠の可能性がある人は接種不可
- 感染や接種履歴のない人はワクチン接種可能、ただし自費となります
- 成人は、小児のワクチンが不足する可能性があるため、医師と相談の上、麻しんの入っているMR以外のワクチンになる可能性があります。
受診時に
- 母子手帳(過去の接種履歴)を持参してください。
- 罹患歴もできる限り記録を持参、記録がなければ親などに聞いて可能性を思い出しておいてください。
(2018年4月26日更新)