<更新履歴>
・2024年10月3日:フルミスト®︎の入荷が決まりました。フルミスト®の接種は10月11日(金)から開始いたします。予約を開始しましたので、ご希望の方はフルミスト®を選択してご予約ください。
・2024年9月20日:フルミスト®︎製造販売元の第一三共株式会社様より、フルミスト出荷延期の連絡が入ったため、入荷予定がわかるまでフルミスト®の予約を一旦中止いたします。予約開始日が決まりましたら、ここにお知らせいたします。
経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト®)を希望される方へ
当院では、以下の2種類のインフルエンザワクチンを使用する予定です。
- 通常の不活化インフルエンザワクチン:注射
- 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト®):鼻腔内噴霧タイプの「痛くない予防接種」
ここでは、経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト®)についてご案内します。
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト®)について
フルミスト®は、鼻の中へ噴霧するタイプのインフルエンザ感染予防のための生ワクチンです。
1. 特徴
- 痛くない
従来の注射のインフルエンザワクチンと違い、鼻腔内にスプレーを吹きかけるので痛みがありません。
- 接種回数が1回
1シーズンに1回です。
- 対象年齢
接種対象年齢は、2歳以上 19 歳未満です。
- 効果は同等
効果は従来のインフルエンザワクチン(注射)と同等です。
インフルエンザウイルスは主に気道粘膜に感染します。鼻腔に直接免疫をつけるフルミスト®は現行の注射ワクチンで作られるIgG抗体だけでなく、気道分泌型IgA抗体も作るため、気道での予防効果もあります。
2. 接種方法
両方の鼻に、インフルエンザワクチンを0.1mlずつ噴霧します。
他のワクチンと同時に接種(同時接種)することができます。
3. 副反応について
・ワクチン接種後にくしゃみが出たり、喉に垂れたりすることがありますが、飲み込んでも特に問題ありません。
- 接種後3日~7日までに鼻炎・鼻づまりが出ることがあります。
- 咽頭痛、咳など軽度の感冒様症状を数日認める場合もあります。
- 非常にまれですが、発疹、じんましんの他にアナフィラキシーショックやギランバレー症候群のような副反応を起こす可能性は、他のワクチンと同様に否定できません。
4. 接種できない人
- 2歳未満と19歳以上の方
- 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
- ゼラチンアレルギー、重い卵アレルギー、その他のワクチン成分に対して重度のアレルギーのある方やアナフィラキシーの既往がある方
- 免疫が著しく低下している方、または免疫抑制をきたす治療を受けている方
- 無脾症患者、ミトコンドリア脳筋症患者、家族など周囲に免疫不全の方がいる方
- 妊娠している方、授乳している方
- 熱(体温37.5度以上)がある方
- 喘息のある方は、不活化インフルエンザワクチン(注射)を推奨します
5 フルミスト®に含まれるワクチン配合株
A型株A/ノルウェー/31694/2022(H1N1)A/タイ/8/2022(H3N2)
B型株B/オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統)
6. 予約方法
ご希望の方は、こちらをお読みいただいてご予約ください。