【私たちの医療について夢を語り、その夢を実現していくメルマガ】
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■◆ ゆめげんクリニック・プロジェクト メールマガジン
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Vol.17 [2009年1月30日発行] http://jin-i.com/yumegen
● もくじ
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【1】はじめに
【2】中山久仁子のコラム『照千一隅の医療をめざして』
~第5回:産科医療の危機と家庭医・助産師の役割~
【3】『ゆめげんクリニック 開業への道』
~第3回:夢を描く(2)~ 中山嘉人
【4】ゆめげんドア
【5】今月のイチオシ!医療・経営レポート
● 編集後記:「インフルエンザ」
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みなさま、こんにちは。
ゆめげんクリニック・プロジェクト事務局の中山です。
本メールマガジンは、「ゆめげんクリニック・プロジェクト」の
ホームページまたはメルマガポータルサイト「まぐまぐ」から
ご登録いただいたみなさま及びパートナー企業・医療機関のみなさま、
そして、当法人事務局スタッフが名刺交換させていただいたみなさまに
お送りしている情報メールマガジンです。
● ゆめげんプロジェクト事務局スタッフ・プロフィール
http://jin-i.com/yumegen/staff
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【1】はじめに
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新しい年の始まりはいかがでしたでしょうか。
気がつけば早1ヶ月が過ぎようとしています。
どうも私自身、年末年始に体調を崩すのが恒例行事になりつつあり、
体調管理に気をつけなければ、と反省しているところです。
では、今回も、最後までお読みいただけると幸いです。
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【2】 中山久仁子のコラム:『照千一隅の医療をめざして』
~第5回:産科医療の危機と家庭医・助産師の役割~
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■ 病院での出産数制限
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みなさん、こんにちは。
日本のニュースは、医療のことがよく取り上げられ、
医療についての関心の高さがうかがわれます。
特に、出産をめぐるニュースが多いですね。
私が子供のころを過ごした愛知の田舎でも
市民病院が出産数を制限するようになりました。
出生率 1.2台という数字を受けて、
少子化対策が取られていますが、
出産場所への不安は、
子を持つことへの不安につながるでしょう。
病院での出産数制限は、産科医師不足が一大要因で、
それには医師の研修システムの変化や、
産科医の勤務体制が過重で、希望者が少ない
といった理由があるようです。
この産科医の仕事をもう少し減らすことを
助けることができないだろうか、
地域でそんな連携ができれば、と思います。
■ 英国での出産経験
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本メルマガで何度か英国の医療をご紹介しましたが、
そのヒントは、ここ英国の産科事情にもありました。。
私は、妊娠・出産時は、
英国の一般的な女性が経験する医療を受けました。
妊婦健診は、家庭医(GP)の建物で受けました。
そして、検診をして下さったのは助産師さんでした。
出産直前まで、その『助産師さん』にお世話になり、
出産は大学病院で出産し、
産後は、『ヘルスビジター』という助産師の資格に加えて、
新生児の体調も管理する資格をもつ女性が
毎日自宅を訪問してくれて、
私と子供の健診をしてくださいました。
■ 英国での出産:家庭医・助産師の役割
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英国では、正常な出産は以下の流れで行われています。
1.妊婦健診 家庭医のクリニックで助産師が行う
2.出産 病院で助産師または産科医が行う
3.産後 各家庭にヘルスビジターが毎日訪問(産後10日間)
4.その後 必要に応じて、家庭医のクリニックでヘルスビジターの外来
もし、検診で何か異常が見つかれば、病院の産科医の予約を取ってくれ、
病院で専門医の診察が受けられます。
このように、産婦人科医は正常な出産に全く関わることがないのです。
そして、産婦人科医はリスクの高いお産の治療に専念できます。
■ 家庭医による妊婦健診
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日本では、「妊婦健診を家庭医のクリニックで
助産師のみが行う」ことはありませんが、
「妊婦健診を家庭医のクリニックで家庭医が行う」ことは、
三重大学の家庭医療学や亀田ファミリークリニック館山など、
最近、日本でも始めたところがあります。
ゆめげんクリニックは、地域の人々のために地域のニーズに
合ったクリニックを目指しています。
もし、その地域に出産への不安があるようでしたら、
地域の産婦人科の先生と協力しながら、
ゆめげんクリニックで妊婦健診を行えるようにしたいと思っています。
今年一年、ゆめげんクリニック開業に向けて、
一段と準備を進めて行きたいと思っています。
これからも、応援よろしくお願いします。
[中山久仁子:http://mefa.jp/staff/nakayama-kuniko]
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★あなたにとっての「ゆめげんクリニック」とはどんなクリニックですか。
もし、私たちの理念や基本方針、プロジェクトのアイディアに
共感するものがありましたら、一緒に実現していきませんか?
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【3】 『ゆめげんクリニック 開業への道』
~第3回:夢を描く(2)~ 中山嘉人
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前回のVol.16(2008年11月26日号)では、
医療従事者が、夢を描いて仕事をしていける環境を整えていくことが
「夢の医療のかたち」の実現のために大切ではないか、
というお話をいたしました。
前回から少し時間が経ってしまいましたが、今回はその続きです。
■ 医療を取り巻く厳しい環境
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日本の医療を取り巻く環境は
非常に厳しいものがあります。
医療報酬の圧縮で公的な保険診療による医療機関経営が
困難になっている状況で(*注)、
患者さんや住民のニーズに応えていくことは
容易なことではありません。
*注:例えば、日医総研の「2008年4月の診療報酬改定の影響について」
http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=387 を参照
医療従事者の人手不足の中で、やりがいを持って働ける環境を
整えなければなりません。
そうしなければ一緒に仕事をしてくれる人は更に集まりません。
また、患者さんの「囲い込み」経営ではなく、
地域の医療機関との連携、協力が必要です。
なぜなら、診療所の数ばかり増えても
真の意味で患者さんのためにならないからです。
更に、医療制度、医師供給システムが旧来のものと
新しいものが混在する過渡期にある中で、
行政や住民と一緒に医療の再生に取り組まなければなりません。
これらは、「言うはやすし 行うは難し」、
なかなか大変なことです。
しかも、地域医療に取り組むことは、時として
国の医療行政、政策、制度に対して抵抗することや
権利意識が先行する患者さんと闘うこともあるのだ、
ということを覚悟しなければならないことも意味します。
■ ゆめげんクリニックの夢
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このような状況で
一診療所に夢なんてあるのですか?
ゆめげんクリニックとは言っても、
一体どんな診療所になるのですか?
と聞かれたら、
『世の中の一隅を
いつも明るく照らすような
医療を実践することです』
と答えたいと思います。
世の中、景気がよく明るい時もあれば、
現在のようにどこか不安、不満や不信といった
暗い雰囲気に包まれる時もあります。
私たちの意識、社会制度に変革が求められ、
社会の中で意見の対立が表面化することもあります。
でも、どんな時でも
人が生まれながらにして持っている
人に対する自然な優しさと
すべてのいのちの共生と敬愛の思いを持って、
目の前にいる患者さん、その家族に
寄り添っていく姿勢だけは忘れたくない。
また、小さな一診療所であっても
自分たちの仕事が社会へ与える影響を心に留め、
できれば、歴史的な意味を問いながら
日々の平凡な仕事に向き合っていきたい。
そして、医療者個人のがんばりに頼るのではなく、
持続可能なシステムとして地域の医療システムを
周りの人たちと考えて、実現していきたい。
そういう診療所になりたい、と思います。
これは上の中山久仁子のコラムのタイトル、
『照千一隅の医療をめざして』
としても表現しています。
■ 夢が自分を、そして人を動かす
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夢というのか、目標というのか
それが何であろうと、自分たちなりの軸と
方向性を持って日々、目の前の事に一心不乱に
取り組むと心身ともに元気になるような気がします。
夢や目標を叶えることは、もちろん大切なことです。
でも、それよりももっと大切なのは、
夢に向かって一つ一つ積み上げていくための工夫、
うまくいったことや失敗したこと、
その全ての過程を楽しむことだと思います。
だから、時には諸々の状況で
夢や目標を多少微調整しなければいけなくなっても、
モチベーションが下がることはありません。
遠くを見すぎて空想にならないよう、
しかし近くばかりを見てつまらぬものにならないよう、
夢を描いて、それを達成するために日々の小さな目標を
達成していく努力をする。
そして、一緒に取り組んでくれる仲間や患者さん達に
その成果を感じてもらう、描いた夢の医療を実現していく過程に
自分たちがいるのだ、と感じてもらう。
そうすることで、ゆめげんクリニックを
少しずつ実現していければいいな、と思います。
[中山嘉人:http://mefa.jp/staff/nakayama-yoshihito]
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【4】ゆめげんドア
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今回のコラムと関連のあるウェブサイトをご紹介します。
■ 社団法人日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/
■ 社団法人日本助産師会
http://www.midwife.or.jp/
■ 産婦人科勤務医・在院時間調査 第1回中間集計結果 報告と解説
日本産科婦人科学会(平成20年9月29日)
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/kento_announce_080929.pdf
*日本の病院産婦人科医の「過酷な勤務(月295時間)」の実態の
一端が数値として示されています。
■ 現代社会における新しい助産師の役割と今後の展望に関する研究
─企業における次世代育成支援対策等の提案─
金子 純子 [21世紀社会デザイン研究 2006年 Vol.5 69-79]
http://www.rikkyo.ne.jp/web/z3000268/journalsd/no5/no5_thesis08.pdf
■ 英国ナチュラルバース最前線
第28回ICMとOxford Brookes大学“助産学教育・院内助産院”
内藤 直子[医学書院 第2806号 2008年11月17日]
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02806_03
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【5】今月のイチオシ!医療・経営レポート
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ここでは、最近発表された医療や経営に関連するレポートの中から
お勧めのものをピックアップしてご紹介します。
■ 政府統計:平成18年度 医療費マップ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/hoken/iryomap/06/index.html
■ 政府統計:最近の医療費の動向 平成20年9月号(2009年1月19日更新)
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/month/08/09.html
■ 政府論文:後期高齢者医療制度をめぐる経緯と見直しの動向:政策課題
吉岡成子(厚生労働委員会調査室)[立法と調査 No.288 2009.1:参議院]
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/books1/20090113/20090113076.pdf
■ レポート:選挙の結果次第で後期高齢者医療制度は廃止の公算も
~混沌とする後期高齢者医療制度の行方 [大和総研]
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/capital-mkt/pubsct/09012001pubsct.pdf
■ 調査レポート[要旨]:シリーズ・医療法人における戦略的事業計画の立案の手法
[大和総研]
第1回:概論-戦略的事業計画の策定
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/emg-inc/bio-medi/08121701bio-medi.html
第2回:現状分析
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/emg-inc/bio-medi/08121702bio-medi.html
第3回:戦略策定(1)-方面戦略 ミッション(使命)など事業方針の決定
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/emg-inc/bio-medi/09012101bio-medi.html
第4回:戦略策定(2)-適応型戦略
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/emg-inc/bio-medi/09012102bio-medi.html
■ レポート:正念場迎えた自治体病院経営
第1回:問題提起 なぜ、今、自治体立病院か
http://www.jeri.or.jp/membership/pdf/research/research_0812.pdf
第2回 自治体立病院の現状
http://www.jeri.or.jp/membership/pdf/research/research_0901.pdf
■ 論文:米国における電子個人医療情報の動向
江藤宗彦(富士通総研)[Economic Review 2009.1]
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/economic-review/200901/03-3.pdf
■ レポート:医療特区再考について
~社会の多様化を視野に入れた医師偏在解決の処方箋
[ニッセイ基礎研究所]
http://www.nli-research.co.jp/report/report/2009/01/repo0901-T.pdf
■ NIRA対談シリーズ:日本の医療の課題 [総合研究開発機構]
第38回:患者の視点で考える医療情報の開示
http://www.nira.or.jp/pdf/taidan38.pdf
第39回:「医者が忙しすぎる」―大病院の視点から
http://www.nira.or.jp/pdf/taidan39.pdf
第41回:医療問題:議論の基礎にデータを
http://www.nira.or.jp/pdf/taidan41.pdf
■ ワーキングペーパー:第3回 日本の医療に関する意識調査
[日医総研]
http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=389
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● 編集後記:「インフルエンザ」
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ゆめげんクリニック・プロジェクトメールマガジン第17号は
いかがでしたでしょうか。
今年第3週(1月12-18日)のインフルエンザ患者報告数が、
昨シーズンのピーク時を上回る水準に達したそうです。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/20289.html
ちょうどその週に自分自身もインフルエンザに罹ってしまいました。
悪寒、発熱、頭痛、そして倦怠感が続いて
1週間ほどきつかったです。
みなさまも、どうぞお気をつけください。
ところで、インフルエンザ対策というと
その治療薬と副作用について
悪者探し的な報道がされるようになりますが、
医学的な検証とあわせて、注意しながら
マスコミ報道を眺めてみたいものです。
では、次回もどうぞお楽しみに!
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